当サイトの記事は編集部が財務省・税関など公的機関の公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に資格講座・転職サービスへの案内(広告)を含みます。
試験が終わって、『結果はいつ、どこで分かるんだろう。合格基準も気になる』と落ち着かない日を過ごしている方も多いはずです。
結論から言うと、第60回(令和8年)の通関士の合格発表は、11月10日(火)に税関ホームページで合格者の受験番号が掲載される予定です。
この記事では、合格発表の確認方法と合格基準の仕組み、合格証書が届いてから通関士として働くまでの流れを、日付順に紹介します。
通関士の合格発表はいつ?第60回の日程
第60回は、11月10日(火)に税関ホームページで合格者の受験番号、11月20日(金)に官報で合格者の受験番号が掲載される予定です。税関の各官署での掲示はありません。
第60回の通関士試験は、令和8年10月4日(日)に行われました。受験案内に書かれている、試験後の予定を表にしておきますね。
| 日付(予定) | 何があるか |
|---|---|
| 10月4日(日) | 試験の実施 |
| 11月10日(火) | 税関ホームページに合格者の受験番号を掲載 |
| 11月20日(金) | 官報に合格者の受験番号を掲載 |
| 官報の掲載後 | 受験地を管轄する税関から合格証書を郵送 |
| 12月4日(金) | この日までに合格証書が届かなければ、受験地の税関の通関業監督官へ問い合わせ |
出典は税関の第60回通関士試験の受験案内PDFです。
税関の案内(カスタムスアンサー8007)でも、11月上旬に税関ホームページで合格者の受験番号と試験の結果の概要を掲載し、11月下旬に官報に掲載する流れが示されています。
第59回(令和7年)は、10月5日(日)に試験があり、合格発表は11月11日(火)でした。試験日の日程は毎年少しずつ違うので、その年の受験案内で確かめてみてください。
合格発表の確認方法は2つ
合格発表を確かめる方法は、税関ホームページと官報の2つです。
『会場に貼り出されるのかな』と思う方もいますよね。第60回の受験案内では、税関の各官署での掲示はしないとされています。
| 確認方法 | いつ(第60回) | 何が分かるか | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 税関ホームページ | 11月10日(火) | 合格者の受験番号、試験の結果の概要 | いちばん早く結果を知りたい人 |
| 官報 | 11月20日(金) | 合格者の受験番号 | 公的な掲載で改めて確かめたい人 |
発表の日にやること
発表の日に慌てないように、手元の準備をしておきましょう。
- 受験票を手元に置き、自分の受験番号を控えておく
- 税関ホームページの通関士試験のページをブックマークしておく
- 結果の概要に載る合格基準と、自分の自己採点を比べられるようにしておく
- 合格証書が届く住所に変わりがないかを確かめておく
受験番号は、掲載された番号と1桁ずつ指でなぞって確かめるくらいがちょうどいいです。
発表までの1か月の過ごし方
試験から発表までは、しばらく待つ時間があります。結果が気になって何も手につかない、という方も多いですよね。
この時期は、公表される正答を待ちながら、自分の解答を思い出して書き出しておくのがおすすめです。問題用紙に自分の答えを書き込んでいた人は、それを手元に残しておきましょう。
正答が公表されたら、科目ごとに自己採点して、満点に対する割合を出しておきます。試験後から発表までにすることは、通関士試験の正答と自己採点|試験後から合格発表までにすることでまとめています。
合格基準は「発表の時」に公表される
ここが、ほかの試験と少し違うところです。
通関士試験の合格基準は、事前には公表されていません。受験案内のQ&Aでは、合格基準は合格発表の際に公表するとされています。
試験に受かるには、3科目すべてで合格基準を満たす必要があります。
これまでに公表された合格基準
各回の「通関士試験の結果について」で公表された基準を並べると、こうなります。
| 回 | 通関業法 | 関税法等 | 通関実務 |
|---|---|---|---|
| 第59回(令和7年) | 満点の60%以上 | 満点の60%以上 | 満点の60%以上 |
| 第58回(令和6年) | 満点の60%以上 | 満点の55%以上 | 満点の60%以上 |
| 第57回(令和5年) | 満点の60%以上 | 満点の60%以上 | 満点の60%以上 |
出典は税関の第59回通関士試験の結果についてと第58回の結果についてです。

『60%に少し届かない科目がある。もうだめかな』と思っても、第58回の関税法等のように基準が変わる回もあります。発表までは結論を急がず、公表された基準で確かめてみてください。
合計点で合否が決まるわけではありません。1科目でも基準に届かないと不合格になります。自己採点では、3科目を別々に満点に対する割合で見ておきましょう。
正答と配点も公表される
合格発表の後には、税関ホームページで各科目の正答と配点も公表されます。例えば第59回は「各試験科目における配点及び正答」がPDFで載っています(第59回の正答)。
自己採点の結果と、公表された正答・合格基準を照らし合わせると、どの科目のどの形式で点を落としたかが分かります。
合格率の推移や受験区分ごとの数字は、通関士試験は難しい?合格率の推移と難しく感じる理由で紹介しています。
合格証書が届いてから通関士になるまで
合格しても、すぐに「通関士」と名乗って通関業務をするわけではありません。
税関の案内では、通関士とは、通関士試験に合格した人のうち、勤務先の通関業者の申請に基づく財務大臣の確認を受け、通関業務に従事する人をいいます(カスタムスアンサー8001)。
合格発表から通関士として働くまでを、日付順の手順表にしておきます。
- 11月10日(火):税関ホームページで受験番号を確かめる
- 11月20日(金):官報に合格者の受験番号が載る
- 官報の掲載後:受験地を管轄する税関から合格証書が郵送で届く
- 12月4日(金)までに届かなければ:受験地の税関の通関業監督官へ問い合わせる
- 通関業者に勤める(すでに勤めている人はそのまま)
- 勤務先の通関業者が財務大臣に届け出て、確認を受ける(通関業法第31条)
- 通関士として通関業務に従事する

確認の手続は、本人ではなく勤務先の通関業者が行います。ここが、合格したあとで戸惑いやすいところなんです。
例えば、合格したあとにこんなやり取りになることがあります。
「合格したので、もう通関士ですよね?」「通関士として働くには、勤め先の会社から財務大臣の確認を受ける手続が要ります」
合格証書は、試験に受かったことを示す大事な書類です。届いたら、すぐに取り出せる場所に保管しておきましょう。
確認の流れは、通関士になるまで|合格後の財務大臣の確認と勤務先の関係で詳しく紹介しています。
合格したら、仕事探しも考えておく
物流や貿易の仕事をしていない人が通関士として働くには、通関業者などに勤めることが前提になります。
合格証書が届くのを待つ間に、求人の探し方を調べておくと動き出しが早くなります。通関業者・物流会社・メーカーなどの求人の探し方は、通関士の転職・求人の探し方|通関業者・物流・メーカーのルートで紹介しています。
合格発表のあとにすること
結果によって、発表のあとにやることは変わります。
| 結果 | 次にやること |
|---|---|
| 合格した | 合格証書を受け取り、保管する。勤務先がある人は確認の手続を相談し、ない人は求人を探し始める |
| あと少しで届かなかった | 公表された正答と基準で、どの科目のどの形式を落としたかを確かめる |
| 大きく届かなかった科目がある | その科目の勉強の順番から組み直す。来年の受験案内が出るまでに土台を固める |
次の回をめざす場合は、まず点を落とした場所を3つの観点で見直してみてください。
- 基準に届かなかった科目はどれか
- 落とした形式は選択式・択一式・申告書・計算式のどれか
- 知識が足りなかったのか、時間が足りなかったのか
例えば、知識は足りていたのに通関実務の時間が足りなかったなら、次の1年は申告書問題を時間を計って解く練習を増やす、というように対策がはっきりします。
『来年も受けるなら、いつ準備を始めればいいの?』という方もいますよね。第59回と第60回は、どちらも7月1日に試験の公告が出ています。次の回の日程は、その年の税関ホームページで確かめてみてください。
勉強の進め方に迷ったら、講座の資料を取り寄せて、苦手な科目の解説や質問の仕組みを比べてみるのも一つの方法です。
通関ドットコム
通関士を目指すなら、講座を比べてみませんか
実務の申告書問題や計算問題の解説、法改正への対応など、独学では用意しにくい部分だけでも講座を使うと準備が進めやすくなります。学び方の比べ方と、資料請求で講座を選ぶ時のチェックポイントをまとめました。
講座の選び方通関士の講座の選び方を見る当サイト内の解説ページに移動します。講座の内容・料金・受講期間は各講座の公式案内でご確認ください。
よくある相談:合格発表についての疑問に答えます
Q&Aサイトで読まれている相談の中から、合格発表に関わるものを要約して答えます。
合格発表は何時に出る?
『合格発表は当日の何時に発表されるのか』という相談がよく読まれています。
受験案内で確かめられるのは、発表の日付と、税関ホームページに受験番号が掲載されることです。時刻についてはその年の税関ホームページの案内を確かめてみてください。
点数は通知されるの?
『結果は点数付きで返ってくるのか』という質問もあります。
税関ホームページで公表されるのは、合格者の受験番号と試験の結果の概要、合格基準、そして各科目の正答と配点です。個人の得点が知らされるかどうかは、その年の受験案内で確かめてみてください。
自分の得点の目安を知りたい場合は、公表された正答で自己採点するのが確実です。
合格者の一覧はネットで見られる?
『合格者の一覧をネットで見られると聞いた。どこで見られるのか』という相談もあります。
合格者の受験番号は、税関ホームページと官報に掲載されます。名前ではなく受験番号で載るので、受験票の番号を手元に用意して確かめてください。
合格発表は、税関ホームページと官報の2つで、受験番号で確かめます。合格基準と正答も発表の時期に公表されるので、自己採点と照らして次の一歩を決めましょう。
よくある質問
第60回の通関士試験の合格発表はいつですか?
令和8年11月10日(火)に税関ホームページで合格者の受験番号が掲載され、11月20日(金)に官報に掲載される予定です。
合格基準はいつ分かりますか?
合格基準は事前には公表されず、合格発表の際に公表されます。第59回は3科目とも満点の60%以上でした。
合格証書はいつ届きますか?
官報の掲載後に、受験地を管轄する税関から郵送されます。第60回では、12月4日(金)までに届かない場合は受験地の税関の通関業監督官へ問い合わせるよう案内されています。
合格すればすぐに通関士として働けますか?
通関士として通関業務に従事するには、勤務先の通関業者の申請に基づく財務大臣の確認が必要です(通関業法第31条)。
試験の正答はどこで見られますか?
合格発表の後に、税関ホームページで各科目の正答と配点が公表されます。過去の回の正答も、各回のページで確かめられます。
まとめ
- 第60回の合格発表は11月10日(火)に税関ホームページ、11月20日(金)に官報(いずれも予定)
- 確認は受験番号で行い、税関の各官署での掲示はない
- 合格基準は事前に公表されず、発表の際に科目ごとに公表される
- 合格証書は官報の掲載後に郵送され、12月4日(金)までに届かなければ問い合わせる
- 通関士として働くには、勤務先の通関業者の申請による財務大臣の確認が必要





コメント