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『通関士試験が終わったけど、自己採点ってどうすればいいの?合格しているか気になって落ち着かない』という方も多いはずです。
結論から言うと、通関士試験の公式の正答と合格基準は、合格発表の時に公表されます。それまでは、科目ごとの手応えを整理しながら、次の行動の準備を進めておくのがおすすめです。
この記事では、試験翌日から合格発表までにすることを、行動表にして紹介します。
通関士試験の正答はいつ出る?
税関は、正答と配点を合格発表の後にホームページで公表しています。合格基準も事前には公表せず、合格発表の際に公表する扱いです。
第60回(令和8年)の通関士試験は、10月4日(日)に行われました。
受験案内では、合格発表は11月10日(火)に税関のホームページに合格者の受験番号を載せる予定とされています。
| 日付(第60回の予定) | できること |
|---|---|
| 10月4日(日) | 試験 |
| 11月10日(火) | 税関のホームページに合格者の受験番号を掲載 |
| 11月20日(金) | 官報に合格者の受験番号を掲載 |
| 12月4日(金)まで | 合格証書が郵送で届く(届かなければ受験地の税関の通関業監督官へ) |
出典は税関の第60回通関士試験の受験案内PDFです。
前の回の正答は、例えば第59回なら各試験科目における配点及び正答として公表されています。
『じゃあ、合格発表まで何も分からないの?』と不安になりますよね。
実は、講座などが独自に解答例を出すこともありますが、それは公式の正答ではないんです。目安として使い、最後は税関の発表で確かめましょう。
試験問題はどこで見られる?
過去の試験問題は、税関の各回のページから確かめられます。例えば第59回なら、第59回通関士試験のページに問題が載っています。
第60回の問題や正答がいつ載るかは、税関の通関士試験のページで確かめてみてください。
正答が出たら、こんなふうに自分に問いかけながら見直すと、次につながります。
「この問題は、知らなかったのか、知っていたのに迷ったのか」
知らなかった問題と、迷って落とした問題では、次にやる勉強が違ってくるんです。
合格基準はどう決まる?過去の基準を見ておく
自己採点をする前に、合格の決まり方を知っておくと気持ちが落ち着きます。
通関士試験は、3科目すべてで合格基準を満たす必要があります。1科目でも基準に届かないと、合格にはなりません。
過去に公表された合格基準は、次のとおりです。
| 回(実施日) | 通関業法 | 関税法等 | 通関実務 |
|---|---|---|---|
| 第57回 | 満点の60%以上 | 満点の60%以上 | 満点の60%以上 |
| 第58回(令和6年10月6日) | 満点の60%以上 | 満点の55%以上 | 満点の60%以上 |
| 第59回(令和7年10月5日) | 満点の60%以上 | 満点の60%以上 | 満点の60%以上 |
出典は税関の第59回通関士試験の結果についてと、第58回の同じ資料です。
第58回のように、科目によって基準が違った回もあります。
ただし、合格基準は事前には公表されません。『去年は60%だったから今年もきっと同じ』と決めつけず、発表を待つのが確実です。
合格率の推移も見ておく
財務省(税関)の公表値では、近年の合格率は次のとおりです。
| 回(年) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第55回(令和3年) | 6,961人 | 1,097人 | 15.8% |
| 第56回(令和4年) | 6,336人 | 1,212人 | 19.1% |
| 第57回(令和5年) | 6,332人 | 1,534人 | 24.2% |
| 第58回(令和6年) | 6,135人 | 759人 | 12.4% |
| 第59回(令和7年) | 6,322人 | 954人 | 15.1% |
年によって上下があるので、合格率だけで今年の基準を読もうとしないのがおすすめです。
第60回の配点を確かめる
自己採点では、科目ごとの満点に対して何割取れたかを見ていきます。
| 科目(第60回) | 内訳 | 満点 |
|---|---|---|
| 通関業法 | 選択式41点(13問)+択一式4点(4問) | 45点 |
| 関税法等 | 選択式49点(17問)+択一式11点(11問) | 60点 |
| 通関実務 | 通関書類の作成要領20点+選択式10点+択一式3点+計算式12点 | 45点 |

試験翌日から合格発表までの行動表
ここが大事なところです。
合格発表までの時間を、ただ待つだけにするのはもったいないんです。通関ドットコム編集部で、やることを3段階に分けた行動表を作りました。
| 段階 | 時期のめやす | やること |
|---|---|---|
| 正答の確認 | 試験の翌日から | 覚えている自分の答えと、迷った問題を科目ごとにメモする |
| 科目別の得点 | 解答例が手に入った時と、公式の正答の公表後 | 科目ごとに満点に対する割合を出し、弱い科目を見つける |
| 次の行動 | 手応えに合わせて | 就職活動の準備か、次の年の受験の準備を始める |
- 試験の翌日までに、迷った問題と自分の答えをメモにまとめる
- 科目ごとに、手応えが良かった所と不安な所を書き出す
- 解答例や公式の正答で、科目ごとの得点の割合を確かめる
- 合格の手応えがあれば、通関業者などへの就職活動の準備を始める
- 手応えが厳しければ、弱かった科目から次の年の計画を立てる
- 合格発表の日に、税関のホームページで受験番号を確かめる

自己採点で見るのは「科目ごと」
自己採点で大事なのは、合計点より科目ごとの点です。
3科目すべてで基準を満たす必要があるので、合計がよくても1科目が低いと合格になりません。
- 3科目それぞれの得点の割合を出したか
- 一番低かった科目と、その理由を書き出したか
- 通関実務の申告書と計算問題で、どこを落としたかを確かめたか
- マークの写し間違いの可能性がないかを思い出したか
自己採点の結果だけで落ち込み、合格発表まで何も手につかなくなるケースです。解答例は公式の正答ではなく、合格基準も発表まで分かりません。結果がどちらでも動けるよう、次の行動を2通り考えておきましょう。
手応えが良かった人がしておくこと
合格の手応えがあった人は、合格後の流れを先に知っておくと動きやすくなります。
通関士試験の合格者が通関士として通関業務に従事するには、通関業法第31条により、勤務先の通関業者の申請に基づく財務大臣の「確認」が必要です。
つまり、合格した後に通関業者で働くことで、通関士としての道が開けるんです。
第60回の受験案内では、合格証書は郵送で届き、12月4日(金)までに届かなければ受験地の税関の通関業監督官に問い合わせるよう案内されています。
待つ間に通関の現場を知っておく
合格発表を待つ間は、試験で学んだ知識が仕事でどう使われるかを知っておくのにちょうどいい時期です。
申告から許可までの流れを、試験の条文ではなく仕事の目で見直しておくと、面接でも話しやすくなります。流れの全体は通関とは?輸出入で税関の許可を受けるまでの流れ、仕事の中身は通関士の仕事内容で紹介しています。
転職や就職の準備は、合格発表を待たずに始めても大丈夫です。例えば、面接ではこんな伝え方ができます。
「10月の通関士試験を受け、自己採点では3科目とも手応えがありました。11月の合格発表を待っています」
求人の探し方は、通関士の転職・求人の探し方|通関業者・物流・メーカーのルートで紹介しています。合格発表と合格証書の流れは、通関士試験の合格発表と合格基準でも詳しく紹介しています。
手応えが厳しかった人の次の一歩
『今年はだめかもしれない』と感じている人もいますよね。
まず、合格基準は発表まで分からないので、あきらめるのは発表を見てからで遅くありません。
そのうえで、弱かった科目が分かっているなら、それが来年への一番の手がかりです。
| 弱かった科目 | 次に試したいこと |
|---|---|
| 通関業法 | 選択式の語句を、条文の言い方のまま覚え直す |
| 関税法等 | 出題の多い所から順に、範囲を絞って繰り返す |
| 通関実務 | 申告書と計算問題を、時間を計って解き直す |
過去問の使い方は、通関士試験の過去問の使い方|年度ごとの問題と正答の確認方法で紹介しています。合格率の推移は通関士試験は難しい?合格率の推移で見られます。
独学で続けるか、講座を使うか
次の年に向けて、勉強の進め方を見直す人もいるはずです。
独学で手応えをつかめた科目があるなら、その進め方を続けるのも十分にありです。一方で、申告書や計算問題の解説がほしい人、法改正を追うのが大変な人、質問できる相手がほしい人は、講座を使うと遠回りを減らしやすくなります。
独学の進め方は通関士は独学で合格できる?、講座の比べ方は通関士の講座・スクールの選び方で紹介しています。勉強の進め方に迷ったら、講座を比べてみるのも一つの方法です。
通関ドットコム
通関士を目指すなら、講座を比べてみませんか
実務の申告書問題や計算問題の解説、法改正への対応など、独学では用意しにくい部分だけでも講座を使うと準備が進めやすくなります。学び方の比べ方と、資料請求で講座を選ぶ時のチェックポイントをまとめました。
講座の選び方通関士の講座の選び方を見る当サイト内の解説ページに移動します。講座の内容・料金・受講期間は各講座の公式案内でご確認ください。
よくある相談:自己採点の悩みに答えます
Yahoo!知恵袋で読まれている相談を、要約して答えます。
1科目だけ6割に届かなかった
『自己採点で関税法等が52%、ほかの科目は6割を超えた。基準が60%から下がることはない?』という相談があります。
合格基準は事前に公表されず、合格発表の際に公表されます。過去には、第58回で関税法等の基準が「満点の55%以上」だった回もありました。
基準がどうなるかは発表まで分からないので、発表を待ちながら、次の行動を2通り考えておくのがおすすめです。
結果は点数付きで返ってくる?
『通関士試験の結果は、点数付きで届くの?』という質問もよく読まれています。
受験案内で案内されているのは、税関のホームページと官報への合格者の受験番号の掲載と、合格者への合格証書の郵送です。
自分の点数がどう分かるかについては、受験地の税関に確かめてみてください。
自己採点で受かりそう。就職活動で有利?
『自己採点ではたぶん合格。これは就職活動で有利になる?』という相談もあります。
通関士として働くには、合格したうえで通関業者に勤め、財務大臣の確認を受ける流れになります。通関業者などへの応募を考えているなら、合格発表を待たずに準備を始めておくと動きやすいでしょう。
よくある質問
通関士試験の正答はいつ公表されますか?
税関は、正答と配点を合格発表の後にホームページで公表しています。第60回の合格発表は11月10日(火)の予定です。
合格基準は試験の前に分かりますか?
事前には公表されず、合格発表の際に公表されます。過去には科目によって基準が違った回もあります。
自己採点で合計点が高ければ合格できますか?
3科目すべてで合格基準を満たす必要があります。合計がよくても、1科目が基準に届かないと合格になりません。
不合格だった場合、次の年に科目免除は受けられますか?
通関士試験の科目免除は、通関業者の通関業務などに通算5年以上・15年以上従事した期間によるものです。前の年の得点で免除される仕組みは、受験案内には書かれていません。
合格証書はいつ届きますか?
第60回では郵送で届き、12月4日(金)までに届かなければ受験地の税関の通関業監督官に問い合わせるよう案内されています。
まとめ
- 公式の正答と配点、合格基準は、合格発表の時に公表される
- 第60回の合格発表は11月10日(火)、官報掲載は11月20日(金)の予定
- 自己採点は合計点より、3科目それぞれの割合で見る
- 手応えが良ければ就職活動の準備、厳しければ弱い科目から来年の計画を立てる
- 解答例は公式の正答ではないので、最後は税関の発表で確かめる





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